こんにちはすみれです^^。
今回は、一般職を飛び越えて、総合職を飛び越えて、管理職!の話です。管理職なんて、自分には無関係だから…なんて思ってませんか?
仕事を頑張っていると、チャンスが到来することがあります。具体的には、「扱える予算が増える」「判断を任される場面が増える」などの仕事内容が大きくなる場合や、今まで一般職で事務をコツコツやっていた人がその仕事ぶりを評価されて総合職に転籍、もしくは人員配置の関係で抜擢、などが有り得ます。
「もしも自分にそのチャンスが巡ってきたら・・・?」
管理職までになるのがチャンスと捉えるかどうかは人それぞれですが、会社から評価されているのは事実。やる・やらないは別として、「昇進の話が巡って来た」ときに迷わないために、普段から仕事に対する優先順位や、自分のスタンスを決めておくと良いです。
最近は女性活躍促進の流れで「女性管理職」を増やそうとしている企業が増えています。
とはいえ、まだまだ世界における日本の女性管理職の割合は断トツで下位。
そして、管理職が少ない原因も日本社会ならではの理由がズラリ。
●現時点では、必要な知識や経験、判断力等を有する女性がいない
●将来管理職に就く可能性のある女性はいるが、現在、管理職に就くための在職年数等を満たしている者はいない
●勤続年数が短く、管理職になるまでに退職する
●全国転勤がある
●時間外労働が多い、又は深夜業がある
●家庭責任を多く負っているため責任ある仕事に就けられない
●仕事がハードで女性には無理である
●女性が希望しない
●上司・同僚・部下となる男性や、顧客が女性管理職を希望しない
●その他
【出典】http://for-women-n-men.info/social/management.html
なんか、これらの理由を見て
「ちょっと~!オッサン、ボケたこと言ってんなよ~(# ゚Д゚)!?」
と思うのは私だけでしょうか。(←言葉ww!)
そもそも、こんな理由が挙がっている時点で、本音は「女性管理職増やしたい」なんて思ってないということですよね。というか、「上司、同僚、部下となる男性や顧客が女性管理職を希望しない」って書いちゃってるし。誰も応援なんかしてないじゃん(笑)?
「女性が希望しない」という回答についても、上記のような環境なら好き好んでやりたくありませんよね。いくら大企業だとしても、もし上司や同僚がこんな価値感の中で仕事していたら、やる気も失せますよ、そりゃあ。
…という私の個人的感想はさておき。
組織にもよると思いますが、男性管理職が富士山で言う5合目スタートからだとしたら、女性管理職は1合目あたりからスタートするようなものです。
そしておそらく子持ちの女性の場合は樹海からのスタートでしょう(笑)。
つまり男性優位の組織の中で女性が管理職なり、活躍なりするというのは、樹海からスタートをしないといけないということです。
何故そういった状況になるかというと、決して女性の実力が足りていないとかそういう問題ではなく、「女性らしさ・女性はこうあるべき」という姿と「リーダーはこうあるべき」というのが一致しないからです。暗黙のうちに「男性が上、女性が下」といったルールがあり、残念なことに男性だけなく女性ですら「そうであってほしい」と思っている人が多いのです。
男女関係なく組織の中にそういう考えの人が多ければ、女性がリーダーシップを発揮していると、「女のくせに生意気」「なに?あの人。でしゃばっちゃって。」「どうせ裏で色目使ってるんでしょ」となることは、想像に難くないと思います。そんな中、この環境を乗り越えて管理職になりたい!という野心のある女性は、どのくらい居ますかね…。
女性にとって管理職というと、
お給料はアップするかもしれないけど…
・やりがいはあるだろうけど、責任が増す
・部下を抱えるので忙しくなる
・ライフワークバランスが崩れる
というようなネガティブなイメージがあるようです。
でも、決してそれだけでなく本来は「やりがいの大きさが増え、仕事が自分の権限で出来る」のが最大のメリットではないでしょうか。そこをメリットと感じる人が引き受けたら良いと思います。
もちろん男女ともに管理職になって給料を上げたいというのは共通だとして、
・男性は自分が評価され輝くために管理職を目指すのに対し、
・女性は自己実現のために管理職を目指します。
管理職というポジションになると、それまでとは違う視点や視野の広さが求められ、責任の重さで仕事をすることになり、「ただの先輩」「お局さま」ではなくなります。
仕事に対する影響力が大きくなったその時に、自分は何ができるか、何をしたいかということを想像してください。
「その立場ならでは」のやりがいある楽しさ
を感じることが出来たら、ぜひともチャレンジしてほしいと思います。
そして、誰しも向き・不向きもありますから、役職にとらわれず自分が「この会社で何がしたいか、出来る場所はどのポジションか」と、考えてみると管理職という肩書きは案外気にならなくなるものかもしれません。
ライター:すみれ