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季節の挨拶文の書き方

2018/11.30

こんにちは、すみれです。

 

さて、年末も近くなってまいりました。
お仕事でも年末に向けてバタバタと忙しくなってくることでしょう。

今回は、忙しくてもきめ細やかな仕事は忘れない、という意味で、
ビジネス文書に添える「季節の挨拶文」の書き方です。


例えば、取引先に送るお礼状などを書くとき。
要件を伝えるだけでなく文頭に適切な季節の挨拶を書き添えると、

丁寧な姿勢も見せることができ、敬意を表すことにもつながります。

手紙とはもともと人と人のつながりを大切にする文化ですから。

 

それだけに、間違った表現をしてしまうと書き手の知性を疑われるだけでなく、

会社としての品格も見られてしまいますので、

そうならないためにもしっかりと押さえておきましょう。

 

【季節の挨拶文 参考例】

1月
(初旬)新春の候、ますますご繁栄のこととお喜びいたします。
(中旬)寒中お見舞い申し上げます。
(下旬)大寒の候、皆様におかれましては…

 

2月
(初旬)日脚伸ぶ立春の候、貴社ますますご活躍のこととお喜びいたします。
(中旬)梅花の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛(ご健勝)のことと…
(下旬)寒い中にも春が近づいているのを肌で実感する季節となりました。

 

3月
(上旬)梅の香りが爽やかに漂う春暖の候。
(中旬)三寒四温を実感できる季節となりました。
(下旬)桃の香りも心地よい春分の候。

 

4月
(上旬)桜花爛漫。春の到来を実感できる季節となりました。
(中旬)のどかな春の光の中、新年度がスタートいたしました。
(下旬)春風の中に初夏の香りを感じる季節がやってまいりました。

 

5月
(上旬)八十八夜の言葉のとおり、本格的に暖かくなってまいりました。
(中旬)新緑が目に鮮やかに映える季節がやってまいりました。
(下旬)爽やかな若葉の香りが伸びやかな気持ちにしてくれる季節になりました。

 

6月
(上旬)梅雨入りがすぐそこまできているのを感じるようになりました。
(中旬)しとしとと降り続く雨の中であじさいが風情を漂わせる季節です。
(下旬)本年も、はや半年が過ぎようとする頃…、

 

7月
(上旬)小暑を過ぎ、夏本番を迎えようとする頃となりました。
(中旬)晴天が続き、冷たい飲み物が心地よい季節となりました。
(下旬)夕方の打ち水がありがたく感じるようになり

 

8月
(上旬)各地で花火大会が開催される頃となりました。
(中旬)こよみの上では立秋を過ぎましたが、暑さは衰えをしらないようです。
(下旬)残暑の頃、夜風が心持ち涼しく感じることも多くなりました。

 

9月
(上旬)二百十日を間近にし、台風情報に気を配る季節となりました。
(中旬)あれだけ居座っていた残暑も和らぎ、しのぎ良い日が多くなりました。
(下旬)秋の味覚に舌鼓を打ちながら、暑さで疲れた身体を癒やす季節がやってきました。

 

10月
(上旬)初秋の候、貴社におかれましては実り多き時を実感なさっているとお察ししております。
(中旬)高く澄みきった空に、心も晴れ晴れとする頃となりました。
(下旬)秋も深まり、紅葉の美しさに目を奪われる季節となりました。

 

11月
(上旬)晩秋の候、貴社(皆様)におかれましてはいかがお過ごしのことでしょう。
(中旬)立冬を過ぎ、早朝の冷気が身を引き締めてくれる季節がやってまいりました。
(下旬)秋から冬へと季節の移り変わりを実感できる頃となりました。

 

12月
(上旬)師走を迎え、ますますご多忙のことと推察しております。
(中旬)師走恒例の忘年会が続く時期となりました。
(下旬)年末の多忙さの中に来たる年への希望を馳せる時期となりました。


また、書き出しだけではなく結びも大切です。

定型文とされる「拝啓」の結詞は「敬具」、女性なら「草々」などがありますが、

それ以外にもいろいろな言葉があります。

 

あくまでも一例ですが、
「末筆ながら、いっそうのご躍進のほどご祈念申し上げます。」
「貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。」
「今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。」

 

など内容によって使い分けて下さい。
手紙には季節感や気遣いを盛り込むことがポイントです。
是非上手に使って、心のこもったビジネス文書を書いてみて下さいね。

ライター:すみれ

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