皆さん、こんにちは!
元事務のライター、山田です。
突然ですが、皆さん、社内レクリエーションってどう思いますか?
「社内交流が活発になるので良いと思う」
「定価より安く美味しいものを食べられるからラッキー」
「家で一人でいるより楽しい」
という好意的な感想を持つ方も多いかと思います。
確かに良い会社とは、社内行事に力を入れている会社だ、という評価も耳にしますものね。
しかし一方で、社内レクリエーションに対してそれほどウェルカムではないという方も多いです。
「出るの面倒」
「休みの日をつぶされるのが嫌になる」
「レクリエーションの内容に興味が持てない」
こうした意見にも共感できます(笑)
仕事でくたくたなんだからせめて自分の時間くらい、会社に邪魔されたくないという思いは私も感じたものです。
賛否両論の社内レクリエーションですが、出ないと角が立つという会社も多いのではないでしょうか。
そして出たら出たで悩ましいのが、そこでの振る舞い方です。
普段の会社での自分とまったく同じ顔をしていればいいのか、どんな風に振る舞えば好感度が上がるのか。
今日はせっかく出席した社内レクリエーションで、ちょっとできる!と思われる振る舞い方とはどういうものなのかを考えてみたいと思います。
社内レクリエーションにもいろいろあって、出ないといけないケースと参加自由のケースがあります。
自由なら出なくていいのでは?と思いますよね。
けれど、私は行っておいた方がいいと思っています。
理由を述べるためにそもそもなぜ企業側は社内行事を行いたがるのか考えてみましょう。
一番はやはり、
「社員同士の交流を図り、仕事でもスムーズな関係を築けるようにする」
ためです。
企業側からの最たる狙いはこれに尽きると思います。
社員側から見てもこれはありがたい話です。
仕事の現場から離れて接することで、お互いへの理解が深まり、思いやりを持って仕事ができるようになるわけですから。
しかし、社員側から見た社内レクリエーションには実はもう一つ効果的な利用手段があることをご存知でしょうか。
それは、
「自分をアピールする場として使える」
という点です。
部署にもよりますが、仕事で関わる方の範囲は案外限定されるものです。毎日決まった顔ぶれとしか顔を合わせないと言ってもいいですね。
特に上層部の方と直接接することなんて新人であればあるほど、なかなかありません。
しかし社内レクリエーションですと、普段は口も利かないような役員とも接することも可能となります。(会社ごとのカラーや規模にもよりますが(;’∀’))
こうした機会を利用し、自分という社員を印象付けることで、思わぬ仕事のチャンスが舞い込むこともあり得ます。
もちろん、レクリエーションでの振る舞いだけで出世の道が開ける、というものではないでしょう。しかし出世する人というのは、エレベーターに乗り合わせただけの短い時間でさえもチャンスと考え、行動する人が多いものです。
仕事をしているだけでは得られない絶好の機会をものにするためにも、社内レクリエーションには参加しておいた方が得策と言えるでしょうね。
社内レクリエーションにおいて好印象を周りに与える人というのは、皆が楽しく過ごせるよう裏方仕事を率先してこなしてくれる人でしょう。
わかりやすい例で言うと、学生時代の運動会実行委員です。
学生時代、運動会での自分の役割と言えば、競技者としてでした。
けれど、綱引きなら綱を、玉入れなら玉や籠がなければ、競技者がいても競技は成立しません。誰かがそれらを用意してくれていたからこそ、参加者は力いっぱい競技に熱中できたのです。
社内レクリエーションにおいてもそれは同じです。
裏方としてレクリエーションの運営に心を砕いて動いてくれる人がいるからこそ、社員みんなが楽しめるのです。
しかし、運動会と社内レクリエーションでは大きな違いが一つあります。
それは、学生時代はそれほど気にしていなかった裏方の働きを、社内レクリエーションでは見ていてくれる人が多いという点です。
実際、私が以前勤めていた企業では、社内レクリエーションにおける積極的参加が昇給の評価項目の一つにさえなっていました。
ただ参加するだけではなく、周りのためにいかに働けるかが試されていると言ったところでしょうか。
もちろん、すべての企業がレクリエーションでの振る舞いに着眼していると言うわけでは当然ありません。
しかし、皆が楽しめる環境を積極的に作ろうとしている姿は、普段からきっと周囲を気づかえる優しい仕事ぶりなんだろうな、と仕事現場を知らない方からも思われることは間違いないでしょう。
とはいえ、
「裏方をやるにしてもなにをやればいいかわからない」
と悩まれる方もいらっしゃると思います。
そんなときは、仕事の現場と同じように、先に裏方仕事をされている方に、
「なにかお手伝いすることはありませんか?」と声をかけるところから始めましょう。
また、裏方仕事をしている方をよくよく観察していると、なにをしたら作業をされている方が楽になるかが見えてくることもあります。
もしも見えてきたら、それを補えるよう動いてみましょう。
周囲を気づかいながら動くことは自分の成長に繋がりますから、率先して裏方をする方が有意義な参加の仕方と言えるのではないでしょうか。
お花見、忘年会、新年会、ボーリング大会・・・・。
様々な形態の社内レクリエーションがありますが、そうした行事の中で談笑の輪に入れずぽつんとされている方がたまにいらっしゃいます。
もし、そんな方がいらっしゃったら、積極的に話しかけてみましょう。
一人でも楽しめる方もいらっしゃいますが、そうでない方も多いものです。かくいう私も実はそれほど集団行動が得意ではなく、社内レクリエーションのとき所在ない思いをしたこともありました。
集団でわいわいしているところに入れないときほど、つまらないものもありませんから(-_-;)
ただ幸いにも、そのころ所属していた会社の総務の先輩社員が一人でいる人を気づかってくれるタイプだったおかげで、社内レクリエーション行かなければ良かった、と思うほど寂しい思いをしたことが私はありません。けれどあの方がいなかったら、もっとつまらなかっただろうな、と感じています。
そしておかしなものですが、レクリエーションの場で気づかってもらった、というその事実だけで、私はその先輩に対して仕事上でも信頼するようになっていました。
あくまで私の経験ではあります。
しかし、「気まずいな」「なんとなく手持無沙汰だな」と困っているときに気づいて声をかけてくれる人のことは、案外忘れないものです。
逆に言えば、楽しめていない人を楽しめるように気配りすることで、仕事の現場だけではできない信頼関係の構築が、社内レクリエーションではしやすいとも言えます。
ですから、もしも社内レクリエーションで好印象を、と思うならば、周りも楽しめるように気配りをしてみることをお勧めします。
ちなみに、当時の先輩を真似して一人でいる方にこそ自分から話しかけてみた結果、一人でいられる方は思慮深く、未知の知識をたくさん持っている方がとても多いとわかりました。
このように、これまでの自分の交友関係にはない人とお話ができる貴重な機会でもありますので、社内レクリエーションにはぜひ積極的に参加していただけたらと思います。
社内レクリエーションに参加したくない理由に、面倒くさい、を挙げられる方は多いです。
しかし、それは行くまでのこと。
行ってしまうと意外に楽しめてしまうということもままあります。
ですから、好印象云々はさておき、とにかくイベント自体を楽しんでみるのも社内レクリエーションにおける立ち居振る舞いとしては正しいことではないでしょうか。
社内レクリエーションとはいえ、仕事ではないのです。
だったら楽しまないと損です。
また、学生時代を思い出してみてください。
周囲に人が集まる子ってクラスに一人はいませんでしたか?
人気者にもいろいろなタイプがあるとは思いますが、総じて言えるのは、
「いつも楽しそうに見える子」
だったように思います。
確かになんだか浮かない顔をしている人の傍より、楽しそうにしている人の傍の方が楽しめそうと予想できますよね。
なので、もしも社内レクリエーションでどう振る舞うのがベストか悩んだら、楽しんでしまいましょう。
心から楽しむあなたに人が集まれば、自然とあなた自身の人気が上がり、仕事もやりやすくなるかもしれません。
ただ、仕事ではないにせよ、会社の主催するイベントですから、節度だけは必要です。
「課長、今日は無礼講ってことで、お酒ついてもらっていいですか?」
なんて悪ふざけはしないようにしてくださいね。
※実際にこれを言って、翌日先輩にしぼられていた新人さんがいたので念のため(笑)
こんな記事を書いておきながら、みんなで集まるって面倒、と思う気持ちが私には正直まだあります(笑)
けれど、面倒だな~、と思うたびに母の言葉をつい思いだすんです。
「とりあえずやってみたら?
宝くじだって買わないと当たらないのよ」
これが耳の奥に蘇るとなんだかつい笑えてしまって、面倒なこともまあやってみようかな、と思ってしまいます。
今日のこの記事が私にとっての母の言葉みたいに、皆さんの気持ちを軽くするものになっていますようにと祈りつつ、本日はここで失礼いたします♪
【ライター:山田ゆい】