皆さん、こんにちは!
元事務のライター、山田です。
新卒採用で会社に入社された皆さんも、もう入社して半年近く。
そろそろ会社にも慣れてこられた頃でしょうか。
新人の頃って学生時代と勝手が違いすぎて、戸惑うこと多いですよね。
仕事を覚えるのは当たり前だけど、ビジネスの世界ではみんな当然知ってるべき!みたいな暗黙ルールもあったりして、吸収しなければならない知識はそれこそ山のようにあります。
「社会人になれる気がしない・・・」
と、ダウン寸前の新入社員さんもいらっしゃるかも。
でも、大丈夫です!
一つ一つ、ゆっくりやったって良いのです。初めてのことなんだから、そんなにすぐすぐできる方が珍しいですし、皆さんの先輩や上司も通ってきた道ですから!
とはいえ、「これをやっておくと、社会人として成長できる行動」がわかった方が、より早く独り立ちできますし、同期にも差をつけられますよね。
ということで!本日は「新卒で入社したら、とにかくやっておいた方が良い4つのこと」をお話したいと思います。
学生時代から「時間は守る!これ絶対!」と教え込まれているので、決められた時間に行動するベースは大方の皆さんはできていらっしゃると思います。
が、これはあくまで「自分の」時間に関して。
ビジネスで大きく変わるのは、自分以外の他者の状況も常に念頭に置かなければならない点です。
たとえば、先輩にアンケートの入力作業を頼まれたとしましょう。
納期にゆとりがあるものでしたが、入力途中で疑問点が出てきました。
先輩に確認をしようと、先輩の元に行ったところ・・・。
「今からお客様と打ち合わせでもう出なきゃいけないんだ! 急ぎじゃないなら後にして!」
と叱られてしまいました。
さて、なぜ叱られたのでしょう。
答えは、先輩のスケジュールを確認せずに動いてしまったためです。
部署内の人間のすべてのスケジュールは、全員が確認できるようになっていたにも関わらず、先輩が席にいるのだけを見て、自分の都合で動いてしまったからなのです。
自分自身のスケジュール管理ができているのは、当たり前すぎるくらい当たり前のことです。けれど、社会人になった今、自分のスケジュール管理ができるだけでは一人前とは言えません。
一人前になるために新入社員がやっておいた方が良いことは、
自分に関わりのある方のスケジュールを把握しつつ、自分のスケジュール管理ができるように意識を変えていくこと
これが自然にできるようになった状態で、先ほどの先輩の例を考えると・・・。
「疑問点がある。聞きたいけど、先輩はこれから打ち合わせだな。納期にはまだ時間があるし、ひとまず疑問点をメールで送っておいて、17時に先輩が戻られたら確認しよう」
と、タイミングを考えた適切な行動ができるようになり、
さっきは、
「空気読めない子だな! 忙しいの見てわからないのか!」
と内心思っていただろう先輩も、
「お! この新人さん、空気読める! デキるな!」
と、180度違う印象を持つようになります。
上司や先輩からの評価が格段にアップしますので、ぜひ、やってみてください。
就職活動の中でもビジネスマナーが必須となってきているので、最近の新入社員の子はみんなしっかりしてるなあ、と感心している今日この頃。
けれど、就活時代に培ったビジネスマナーだけでは不十分な場面も会社で働くようになると発生してきます。特に事務職はそれを顕著に感じるかもしれません。
その理由は、立場が違ってくるから。
就活をしていた頃は、自分がお客様として面接の会場に通されていました。しかし、会社に入れば、自分自身がお迎えする立場になります。事務職は受付業務を兼務している会社も多いので、いわゆるおもてなしの精神を求められるケースも少なくありません。
ただでさえ奥の深い接客。経験がないと、いきなり上手に対応できないのが普通です。
ですが!
「初めてだし、できなくて良いじゃん」
では済まされないのもまた会社!
なぜなら、お客様からしたら、新入社員だろうが、ベテラン社員だろうが、関係なく、この会社の社員、なのですから。
ですので、新卒で採用されたら、
ビジネスマナーを自分のものにする
を心掛けてください。
ビジネスマナー習得にはいくつか方法がありますが、手っ取り早くものにするなら、
ビジネスマナーの教本を読破
とにかく先輩を真似する!
この二つをひたすらやり続けるのをオススメします。
なぜこの二つを続けると良いのかと言うと、教本を読むだけでは、なかなか実感がわきませんが、先輩がされているのを見て、教本と照らし合わせ「おお! こういうことか!」と重ねて確認ができ、二重学習が可能となるためです。
また、教本にないことを先輩がされていたら、先輩に確認してみると良いでしょう。
その会社独自のおもてなしの方法や、マナーがある場合もありますからね。
「積極性」が求められる昨今。就職活動をされていた頃、できるだけ積極的な人間に見えるよう、頑張られた方も多いのではないでしょうか。ですが、入社前に積極的に頑張っていても、入社すると引っ込み思案になってしまうケースがあります。
それが顕著にみられるのが「電話応対」です。
「新人は電話を取ること!」としている会社は案外多いもの。
しかし、研修で一通り取り方は習っていても、実際に電話を取るのは、研修とは勝手が違い、緊張します。その緊張や、「自分が取って大丈夫だろうか」という迷いから、積極的に出られない新入社員の方が実は多いのです。
が、電話応対に限らず、仕事はなんでもやってみないと上達は見込めません。何度も繰り返しやってみることで慣れていき、自分なりのやり方が確立し、自信に繋がっていくのです。
ですから、新卒採用されたらまず、
失敗しても繰り返しチャレンジするマインドを育てる
ようにしてみてください。尻込みするより、断然仕事はできるようになるはずです。
会社に入ってしばらくは、先輩から手取り足取り教わっていたものが、一か月、二か月過ぎると、先輩もべったりと言うわけにはいかなくなります。
そうして先輩が離れてしまった頃、新入社員さんをアワアワさせるのが、「パソコン操作」です。
最低限のことは教わっているものの、上司から突然やってくる、
「ねえ、この資料、見やすくまとめて」
とか、
「お昼までに、これ全部計算して」
など、パソコンスキルがないとクリアできない課題が降ってくることも増えてきます。もちろん、わからないことは先輩に聞きながらやるのが近道ではありますが、先輩だって仕事を抱えて忙しい身。いつもいつも頼るわけにはいきません。
なので、新卒で入社したら、
時間を見つけてパソコンスキルを磨く
ようにしましょう。
特に、一般的に使用頻度が高いExcelは最初に押さえておいた方が良いです。
Excelは、初歩の部分をかじっているだけでも、結構、仕事はできちゃうものですが、さらに一歩、踏み込んだ知識を持っているだけでこなせる仕事量が全然変わってきますからね。
教本もたくさん出ていますが、実際にExcelを触りながら身に着けるならスクールに通うのがベストだと思います。
努力するには努力のし時があります。今だからこそ、やれること、今だからこそ、やらなければならないことはその時々にあるものです。
今日お話ししたことは、新卒採用された今こそ、やっておいた方が良い、いえ、やるべきことばかりです。
慣れない仕事をこなしつつ、努力をするのはとても大変かと思います。でも、今日お話ししたことは、頑張ればちゃんと結果が出るものです。
結果が出れば、仕事の質もクラスアップしていきます。そうなれば仕事に愛着ややりがいも生まれ、給与面にも変化が見込めるかもしれません。
今後のあなたは、あなた自身が作っていくと言っても良いでしょう。
ワンランク上の社会人になるために、
「新卒で入社したら、とにかくやっておいた方が良い4つのこと」、
トライしてみませんか?
【ライター:山田 ゆい】