皆さん、こんにちは!
元事務のライター、山田です!
さてさて、いまだリモートワークが多い現状であるものの、徐々に出社も増えてきたこのごろ。
特に今年新入社員として入社したばかりの方はもしかしたら悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そう、出社時のファッションについて!!!
出社時の装いについては企業ごとに以下のタイプに分けられます。
・制服タイプ
・スーツタイプ
・オフィスカジュアルタイプ
・服装規定なしタイプ
上から厳しい順になっていますが、このなかでも気になるのがこれ。
「オフィスカジュアルタイプ」!
服装規定なしはわかります。
よく就職情報サイトにも服装規定なし、と同時に、「髪色、ネイル自由。ジーンズ、スニーカー可」とあったりしますから、普段着にかなり近い形が許されるのでしょう。
いわゆるガチカジュアルですね。
よくわからないのがオフィスカジュアルです。
なんやねん、オフィスカジュアルって!
カジュアルにしてええんか、駄目なんか!
・・・と思ったことがありましたなあ、昔(しみじみ)。
実際のところ、このオフィスカジュアルの線引きってとても難しいんですよね。聞く人によっても、会社によっても解釈が違ったりしますから・・・。
けど難しいだけでは乗り越えられません。
というわけで本日は、オフィスカジュアルとはなにか、身をもって試してみた話をしてみたいと思います。
オフィスカジュアルとはなにか。
調べてみました。
結果、
「スーツほどかっちりしていなくてもよいが、カジュアル過ぎず、仕事をするのに、適した服装のこと」。
とのこと。
・・・。
わからんわ!!
そもそも仕事のしやすい恰好なんて人それぞれだし、と不満たらたらの私(笑)
が、文句ばかりも言っていられません。
一般的なオフィスカジュアルの定番を調べてみました。
基本イメージ
華美でないもの。露出が少ないもの。清潔感があり、機能的なもの。
カジュアルすぎないもの
適した色
白、黒、グレー、ベージュ、パステルカラー、アースカラー
柄
無地。大きすぎない柄
適したトップス
襟ぐりの開いていないシャツ、襟付きブラウス、タートルネック
ジャケット、カーディガン
適したボトムス
スカートなら膝が隠れるもの
パンツならセンターブレスされたパンツ、ワイドパンツ。クロップドパンツもあり
靴
パンプスがベスト。かかと、つま先がきちんと隠れるタイプのもの
うーん。なんとなくわかるようなわからないような・・・。
境界線がはっきりしないですね。
というわけで!参考までに、以前会社に通勤していたときの経験をお話したいと思います。
オフィスカジュアルの限界に挑戦したのはちょうど10年くらい前。
IT企業の事務をしていたときです。
この会社では男性はスーツ着用が基本。女性はオフィスカジュアルでとの規定がありました。
ただ当時は今よりも「とりあえずやってみよう!」的なノリが強かった私(笑)
「これオフィスカジュアルでいけるんじゃない?」
をどんどん試してみたんですね。
結果、以下をやったときは怒られました(笑)
・マキシ丈スカート
マキシ丈、くるぶしまであるタイプのスカートですね。
これは駄目だったらしい(笑)
「膝が隠れるじゃん!だめなの?!」とちょっとむっとした記憶もありますが、上司からはこんな風に言われました。
「いや・・・それだと階段でけつまずいたりしない?お客様にお茶をお出ししてて、裾踏んづけてお客様にお茶かける、みたいな漫画みたいな展開にならない?」
・・・・なるかもしれない。
納得したのでマキシ丈は着るのをやめました(笑)
・ピンク色のフレアースカート
これはいけるだろ!と思ってトライしてみたのですが・・・。
「うーん。。。フレアースカートなのは別にいいんだよ。膝も隠れているし、腰を曲げても床に擦ってないし。
でも、色がね・・・ちょっとピンクがパステルから逸脱しちゃってるよね。それローズピンクだよね。濃すぎるというか・・・。
その色だと浮いちゃうし、そもそも会社のカラーと合わないかな、仕事をする上で色が邪魔になる」
・・・色が邪魔になる?
ちょっとハテナな気持ちなりましたが、よくよく考えたらまあ、言わんとすることも分かった気がします。
オーケストラにてモノトーンの楽団員の中になぜか一人だけカラフルな衣装な人がいたら?見たくなくても見てしまいますよね。
音楽を集中して聞きたいのに、色が気になって集中できない。
上司が言うカラーに合わないというのはそういう意味だったのでしょうね。
・ベロア素材の服
光沢のある起毛素材のスカートにも挑戦してみました。
色は黒だし、「どうだ!」と。
結果、怒られました(笑)
「いや、その素材ってほこりがすごくつくでしょ。それって不衛生でしょ。仕事してたら当然動くし、動けばほこりたつし。ほこりたったら服にもつくし。その状態でお客様の前出られないでしょ!」
・・・すごい怒られました(笑)
でもこれはよくわかりました。
確かに職場には向かない(笑)
ほかにも、マキシ丈と同様の意味で叱られたのが、ドレープ袖、膨らんだタイプの袖の服でした。
雑誌やWEBなどのオフィスカジュアルのページで、ドレープ袖も取り上げられているのでありかな?と思ったのですが、上司曰く、
「適度なら問題ないけど、仕事をする上で袖が引っかかったり、半そでのドレープ袖で腕を上げたとき、脇が丸見えになるようなタイプは職場にはふさわしくないと私は判断する」
とのことでした。
ぎりぎりOKと言われた例もあげておきますね!
・スウェット素材のスリムパンツ 黒
本来、スウェット素材のものはカジュアルになりすぎるので、NGな企業が多いです。
しかし業種によっては、オフィスになじむカラーで、なおかつかっちりしたデザインのものであれば、オフィスカジュアルとしてありのようです。
上司も、
「うーん。。。まあ、ジャケットも着ているし、スリムな形でだぼっとしていないし、その状態でお茶出ししても違和感ないからよし」
と言っていました。
見た感じで運動着感のあるスウェットはアウトですが、かっちりめのファッションの中に、イメージを壊さない形でスウェット素材のアイテムを取り入れるのはありかと思います。
・ショートブーツ 皮素材 色 ブラウン
さすがにブーツはだめかな、と思って履いてみたのですが、叱られませんでした(笑)
上司曰く、
「華美でもないし、綺麗目なショートブーツだからまあ、お客様の前に出ても問題はないでしょう」
とのこと。
ただ、実際のところブーツがNGの企業は多いです。特にロングブーツ、ニーハイブーツ、ムートンブーツなどはやはり仕事をするにはふさわしくない、とされていてどこもわりとNGです。
また、ショートブーツも金融系などかっちりした業種の会社だとNGが多いので、注意が必要ですね。
以上の経験から学んだ私なりのオフィスカジュアルの限界ですが・・・。
・袖、裾は仕事に邪魔にならないかどうかが限界ライン(半袖なら脇が見える形はNG)
・見回してみて浮くような色、柄でなければOK
・音が出たり、ほこりがつきやすいなど、仕事に不向きな生地、素材でなければ、わりと認められる
・カジュアルなアイテムでも、全体のバランスがかっちりしていればOK
これはあくまで私の経験ですし、認められるラインは企業や職種によって異なります。
なので今回お話したことが必ずしも絶対ではありません。
ただ、総じていえるのは、どこの企業も以下の鉄則の元、ドレスコードは設定されているだろうというところです。
①仕事の邪魔をしない服装
②お客様の前に出て問題がない服装
②に関しては、内勤の方もいらっしゃるので一概にはいえませんが、その会社に所属するということは、一人ひとりが会社の看板を背負っているのと同じことになります。
お客様と絶対に鉢合わせしないとは言い切れません。
ですので、社内で勤務する場合は「もしも」を想定し、最善の恰好を心掛けた方が無難だと私は思います。
というわけで!
今回はオフィスカジュアルについてお話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
ファッションも多様化していて、判断が難しいですよね。
もし悩んだら、こう考えてみるといいと思います。
「先輩だったらこれ、会社に着てくるかな?」
と。
私は本来なら、好きなものを好きなように着ればええがな!と思うタイプです。ファッションでモチベーションが上がるならそれに越したことありませんしね。
けれど、自分のファッションを見た人のモチベーションが、自分のファッションを目にしたせいで下がってしまったら?と思うと、自由気ままには着づらいですよね(さんざん上司に怒られた私が言うのもなんですが(;’∀’))。
その点、先輩は在職日数が長いために会社の空気をよく知っています。どんな服装だったら嫌がられるのか、それもわかっています。
つまり最高のお手本になるわけです。
なので、困ったら先輩だったら?を考えてみられることをおすすめします。
具体的に相談してみるのも良いですね。そこから仲が深まることもありますからね♪
【ライター:山田ゆい】