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仕事もコストだという意識を

2019/01.30

こんにちは、すみれです!

 

AさんとBさんが居るとします。
同じ仕事に取り掛かり同じ成果が得られたとして、Aさんは2時間かけてやりました。
Bさんは1時間で終わらせました。その場合、結果として仕事が終わっているのですが、価値としては1時間で終わらせたAさんのほうが高いのはお分かりかと思います。
もっと言うと、Cさんが同じ仕事を残業までして行う場合、会社にとっては無駄な人件費を使っているのはCさんということになるのです。リストラの場合は・・・わかりますよね。

 

 

時間にコスト意識を持てるかどうか


しかし、自分の時間を会社に提供することで、月給を頂いている場合はなかなかその感覚がつかめないかもしれません。ですので、いったん月給を時給に換算してコストを計算してみましょう。

 

仮に月給30万円の社員について考えてみます。

土日を除いて月に22日働く場合 300,000÷22=13,636円
日給は1万3,600円ほどです。
1日8時間労働として、13,600÷8=1,700円

 

つまり、時給が1,700円ほどになります。自分は1,700円分の仕事をしているだろうか、と考えてみてください。

 

 

会議の場合
先ほどの社員の時給をコストと考えた場合、30人が集まる2時間の会議があったとします。そのためにかかった時間コストは、単純に社員全員が同じ30万円の給料だとして考えると、102,000円にもなります。1回2時間の会議に102,000円もコストをかけているわけです。
月1回の会議だとして、年間で1,224,000円もかかっていることになり、会議では直接的に数字を生まないため、単純に考えると122万円もの損失になるのです!!

 

もちろんその会議のおかげで数字を生むアイデアが生まれることもあるかもしれませんが、常に意識したいのは、同じクオリティでコストカット出来ないだろうか、という視点です。会議を1時間ですることや、また人数を半分に出来ないか、など見直せる要素があるわけです。

 

また会議自体を見直すきっかけになるとも思います。
「参加者が何のための会議か分かっていない」
「情報共有の場だけでルーティンになっている」
「役割が分からない人がいる」
「ゴールが見えない」
こんな場合は一度コスト面も含めて全体を見直してみると良いかもしれません。自分の仕事のクオリティにもつながるはずです。

 

 

時間コストを優先したほうがいい場合
出張があったとき、なるべく安い手段で移動しようとするあまり、行き過ぎてしまうと時間コストがかえって掛かる場合があります。例えば、飛行機で行けば2時間で済むところを、飛行機代がもったいないからと6時間かかる陸路を選んだとしましょう。すると、4時間のコストが無駄になります。往復なら8時間です。ちょっとのタクシー代をケチって、電車と徒歩で行くことで大幅に時間をロスする場合も同様です。

 

 

仕事には必ず期限を
会議と同様のことが、通常業務にもいえます。仕事をダラダラやればやるほどコストの無駄使いということになります。「●月●日までにこれをやる」と期限で区切る仕事のやり方は多くありますが、
もつと具体的に落とし込んで「合計●時間で、この仕事をする」と決めてしまい、その時間で仕事が終えられるようにスケジューリングしてしまうというやり方があります。

この日は2時間、次の日は3時間…と振り分けて行けば、無理なく作業が進められるのではないでしょうか。

単純には社員の仕事は就業時間で換算するようなものではありませんが、1つの目安として時間給の考え方を取り入れると、時間的コストが見える化すると思います。すると、時間というコストをいかに節約するかという視点と発想が生まれます。

 

 

効率化に足元をすくわれないように
経営幹部は、そういう見えないコストも意識しています。
会社にとって、「必要とされる人材」になるためには、社員という立場ながら時間コストを意識した動き方、働き方をすることは大変有効です。

 

とはいっても、効率化にこだわって時間を優先させるあまり仕事が雑になってしまったり、と多くのミスが出てしまったとしたら、差し戻し作業が発生して本末転倒ということにもなりかねません。
ですから、時間コスト管理のためには、「その仕事の目的は何か」を見失わないことが必要です。そして、時間が読めないうちはゆとりを持ったスケジュールで確実性を優先しましょう。

 

ライター:すみれ

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