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Excelを使いこなすと仕事の幅が広がる話

2018/05.11

在宅ワークに最低限必要なスキルとは?

私は40代の主婦です。本業のほかに、副業として在宅ワークをしています。
今回は私が在宅ワークをするようになった経緯と最低限押さえておくべきと思うExcelレベルについてお伝えしたいと思います。

まず私の本業ですが、進行管理という部署で校正の仕事をしています。一応(!?)社員として担当誌面を持って業務に取り組んでいます。ただ今子育て真っ最中のため、時短勤務で業務をやりくりしています。

校正という職種は、近年マンガやドラマで取り上げられてきたので以前よりは認知度も上がってきたと思いますが、簡単に仕事内容をいうと「間違いを直す仕事」。でもこれではそっけないので、Excel女子の皆さまが興味のあるファッション系誌面の事例で私の仕事内容をもう少しご紹介させていただきますね。

イメージや原稿に沿ってモデル撮影を行う→デザイナーが“割り”にはめ込んだ紙面を校正後、修正指示書を作成→上がってきた修正をチェック→クライアントに提出…をOKが出るまで繰り返します。その工程が予定通り行われているかどうか下阪・納品まで全体の流れを管理するのが私の仕事です。

いわゆる小1の壁

私が副業をするようになったきっかけですが、一番大きな理由は「小1の壁」。「小1の壁」とは、こちらの記事でも詳しく書いてありますが、
子どもが小学生になると働くママはたいてい学童保育を利用することになりますが、保育園のように朝早くから預かって貰うことができません。しかも延長保育があるとはいえ、保育園ほど時間は長くありません。また小学校は登校時間が決まっているので、特に低学年は登校時間前に登校することが出来なかったり。要は小学生になると保育園に預けていた時よりも、働ける時間が減る場合もあるのです。

このような状況の中、働くママたちは大きな選択を迫られます。

1)今まで通り働くことが難しいので退職をするという選択
2)勤務時間を縮めて働き続けるという選択

そこで私は、本業の勤務時間を短縮して働く選択をしました。
そうすると当然お給料は減りますが、私の職場では副業がOKだったので在宅ワークの副業をすることにしました。出産前に紙面ライターもしていたのと、もともと文章を書くことが校正と同じくらい好きだったこともあり在宅でWEBライターをすることにしたのです。

Excelの必要性を感じたきっかけ

私が「Excelができないと仕事で厳しい」ことを実感したのは、今の校正を始めたのがきっかけ。「校正にExcelって必要なの?」とのご指摘があるかもしれません。が、しかし、実際に校正はかなりExcelを使うんです。

例えば原稿はExcelで作ります。そのあとMacに流し込むため、Excelで関数やマクロも使います。私がライターをしていたときは、Wordで原稿をベタ打ちしていました。なのでまず、言葉が理解できません。「“マクロ”って何?」「“リンクをはる”って?」という感じでした^^;。

原稿作成の手順は“作業”として“流れ”で覚えたのですが、この方法は覚えるのは早いですが、“理解”できていないのでトラブルがあると大変。手探りでの対応になります。さらに予測での作業になるので、もし間違えた方向に進んでしまうと元に戻れなくなってしまいます。
そういう経緯から私は、「Excelは覚えるのではなく理解しておいた方がいい」と実感したのです。

Excelを味方につける意味

Excelの基本を知っているのと知らないのとでは、作業時間が全く異なります。例えばWEBの記事に使う画像が以前使用されているか否かをチェックするときは“検索”を使います。

業務上Excelを使う仕事ならば、業界や職種に関係なく関数くらいまではできた方が業務が円滑に進みますし、最低限、グラフの作成くらいまではできたほうがいいでしょう。いずれにせよ、Excelの知識はあるに越したことはありません。

私自身、校正の仕事を始めたときは、まさかExcelが必要だとは全く思ってもいませんでした。しかし今では、「Excelは“覚える”のではなく、“理解”すべきもの」だと確信しています。新しいスキルとして、Excelを学んでみてはいかがでしょうか。

[ライター:むらたん]

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