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できないことでも「できる」と言うのが求められる人材?

2018/05.28

皆さん、こんにちは!

元事務のライター山田です。

 

仕事をしていてこんなこと、ありませんか?

・やったこともない仕事を当然のようにやれ、と言われる。
・納期が差し迫った仕事を頼まれる。しかも「なるはやで」と。

「できない」と言いたいですよね。
私ももちろんそうで、そうでなくても気が小さいので、初めての仕事を受けるときなど
「やったことないことだ!わくわく!」
ではなく、
「できればやりたくないかも・・・」と思っていました。

特にExcelやWordを使って資料を作れ、という指令が一番苦手で、なんとか逃れられないものか、と思ったものです。
しかし、いくら心の中で
「できないよ~・・・やったことないもん・・・・」と叫びつつも、上司に対しては
「わかりました!やります!}としか言えませんでした。
上司から命じられたことを完遂するのは部下として当然、と思っていたからです。

しかし、「できない」と言うことはそんなに悪いことなのでしょうか。

できないことでも「できる」と言う人こそが、求められている人材なのでしょうか。

もしかしたら同じようなことを思われているかもしれない皆さんへ、人事も経験してきた今だからこそわかったことを、今日はお伝えしていきたいと思います。

「できない」を上司はそれほど気にしていない

表題だけ見ると、
「やった!じゃあできないことは『できない!』と断ろう!」
と言いたくなりますが、実はそういう意味ではありません。

会社組織に属している以上、与えられた仕事が公序良俗に反したり、明らかに不当なたとえば、「君、二週間休みなしで働いてね」とか言った命令でない限り、こなさなければなりません。業務に従事するその対価でお給料をいただいている以上、仕方ないことですね。

では「できない」を上司が気にしていない、とはどういうことでしょうか?

それは「できない」という過程よりも「できた」結果を求めている、ということです。

「こんなにがんばりました!でもできませんでした!」ではなく、

「なんかいろいろ大変でしたが、なんとかできました!」を聞きたがる上司が多いということです。

新入社員時代に「報告の仕方」を学びますが、その最たるものとして「結論から報告する」と習ったことはありませんか?
それと同じで個人差はあるものの、「最終的にどうなったのか」を上司はもっとも重視しています。

ですから、「できない」理由には実はあまり興味がありません。
「できない」=「やらない」というのは会社員である以上、なかなか選べない選択肢と言っていいでしょう。

やはり「できない」と言ってはいけないのか

「やっぱり「できない」と言ってはダメなんだ・・・」
と、がっくりしますが、ダメと言うわけではありません。

前項でお伝えした通り、命じられた以上、結果は出すべきです。
しかし、仕事には必ず納期がありますよね。
「できない」「やったことのない」仕事をしようとしたら、時間がかかります。予測時間が上司の求める納期より長くかかりそうな場合、そのことを上司に伝えなければなりません。

「ご指示いただいた件ですが、まだ経験がなく、このままですと納期に間に合わない可能性があります。納期についてご検討いただくことは可能でしょうか」
「現在、Aの案件を行っており、ご指示いただいたCの案件と同時進行は難しいと思います。どちらを優先すべきでしょうか」

といった具合に、完全に断るのではなく、請けるけれども、時間がかかるよ、と伝え、判断を仰ぐことが大切なのです。

最終的に上司が望む結果を出せるよう、努力をする、けれど、経験がないから、キャパオーバーだから時間はかかりそうだ、と結果を得る過程での障害を事前に相談する、という意味で「できない」は言ってもいい言葉だと思います。

結果を出そうとする努力こそが求められている

上司は結果を求めている、とお伝えしました。
しかし過程をまったく評価しないか、というと実はそうとも言い切れません。
なぜなら人間は成長する生き物だからです。

今は確かにその仕事はできない部類のものかもしれません。しかし、一年後はどうでしょうか。
「やってみよう」と言う気概さえあれば、未来にはできている可能性があるわけです。

しかしもし、
「できない。だからやらない」と最初から決めつけてしまっていたとしたら、永遠にその仕事はできるようにはならず、成長もそこで止まってしまいます。

会社に長くいるようになればなるほど、仕事の質は変わっていきます。変わっていくべき、とも言えるでしょう。
でも変化するためには「やってみよう!」というやる気や、努力が必要不可欠です。

だからこそ、上司は時折、能力以上の仕事を振ってくることがあります。
成長してほしいから、努力して乗り越えてほしいからです。

「できない」と思うことは仕方ないことです。だって今の自分の力では難しいのは事実なのですから。
でも、やり方を変えたり、考えれば実はできるかもしれない、なんとかやってみよう、と前向きに仕事を捉える姿勢を持てる社員こそ宝、だと思っている企業は多いのも事実なのです。

まとめ

企業側からの視点をお伝えしてきましたが、実はもう一点お伝えしておくべき点があります。

突然の指示にも動じないよう、普段から自分を高めている社員を、きちんと評価してくれている上司は案外多い、ということです。

「こんな綺麗な表をこんな短時間で!勉強してるな」と言うように。
そしてその評価は一つ上のステージの仕事をするきっかけにもなるでしょう。

特に事務の仕事をする上でExcelは避けられないスキルです。Excelをすいすい扱えるようになれば仕事の幅もぐっと広がります。
まずはExcelの技を磨いてみてはいかがでしょうか?

ライター:山田ゆい

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