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「ノースキルの君にできることってなに?」と言われないために。

2019/02.9

皆さん、こんにちは!

元事務のライター、山田です。

 

私は月一回くらい、会社員時代に共に働いていた同僚で、今は結婚してそれぞれ家庭を持っている友人たちとご飯を食べます。

 

お子さんがいる子、いない子と家庭の状況はそれぞれ異なるので、ストレスや愚痴もそれぞれ。

それをみんなで吐き出しあって、すっきりできるので、ありがたい集まりです。

 

が、先日、いつも通り皆で集まってランチをしていたとき、衝撃的な話が飛び出しました。

 

友人A子

「実は私、ついに専業主婦辞めてパートで働きだしたの!十年ぶりくらいに!」

「おー!そうなんだ!すごい~!!ちなみにどんな仕事?」

友人A子

「なんかドラッグストアの倉庫みたいなところでね、決められた商品をひたすらピックアップする仕事なんだ~。

けど、さすがに40代で肉体労働はきついな~って思っててさ」

友人一同

「わかる~・・・・。きついよね、さすがに(-_-;)」

友人A子

「でしょ~!!こっちも疲れるわけじゃん。だからつい旦那に、

『今の仕事、正直体きついんだよね~。。。』って愚痴零したらさ。

 

『仕方ないでしょ。君には特技も資格もあるわけじゃないし。肉体労働くらい我慢しなきゃ。

ってか、文句言ってるけど、じゃあノースキルの君にできることってなに?』

 

って言われたの(# ゚Д゚)」

 

友人一同

「(# ゚Д゚)」

・・・・ひどすぎる。

いくらなんでも言い過ぎ!!!

人様の旦那さんながら、

「ちょっとこっちこいや~!!」

と呼び出してお説教したくなりました。

 

とはいえ・・・。

A子ちゃんの旦那さんはさすがに言葉が過ぎると思いますが、悲しいかな、結婚後の社会復帰って実は結構ハードル高いんですよね。

元の職場に戻れればいいけれど、会社だって仕事ありきで社員を雇っているので、数年経ったとき、自分が昔やっていたその仕事が存在しているとも限りません。

 

しかも、これもまた別の友人B美ちゃんが言っていたのですが、

 

友人B美

「結婚して長い間、会社勤めしていない状態から転職活動してたときさ、

『結婚の片手間で仕事されるのが一番困るんですよね。

大体、こんな長期間、実践から離れてて仕事できるんですか?』

って面接先で言われた(# ゚Д゚)

家庭と両立って普通だし、人を化石かなんかみたいに言うなっての!

頭硬すぎない?!」

 

こういうヤバいことを言ってしまう面接官、実際、結構いるんですよね。

一度会社を辞めて、転職活動をするだけ。

けれど、家庭に入ってから社会復帰しようとすると、思ったより世間の風は冷たいことも。

いうなれば、新卒で仕事を探していたときのような、まっさらな状態で再び職探しをしなければならない。

それが結婚後の社会復帰の現状なのかもしれません。

 

でも!私たち主婦だって働きたい!

働き方改革で「女性にも働いてもらいたい!」って政府も言っているんだし、もっと認めてほしい。

などと思うわけです。

とはいえ、会社だって事前事業じゃないので、お金を払う価値をこちらに見出せなければ、内定は出してくれません。

 

不満はあるけれど、働く側も、やっておくべきことがいくつかあると思うのです。

 

1.自分ができないことも認める

 

家庭に入ると、日常が変わります。

会社にてばりばり電話を取って、書類を作って、と目まぐるしく働いていたのに、結婚後、ほとんどパソコンでオフィス系のソフトを触らなくなることも珍しくありません。

しかも、放っておくと人間は退化していくもの。

一度覚えたものであっても、長期間使わないと、

 

「あれ?これどうやってサイズ変えるんだっけ?おや?」

 

というように、使えると思っていたものが使えなくなっていた、なんてことも。

 

ですから、昔できていたからといって今も変わらずできる、と信じ込まず、今の自分のレベルをきちんと知ることも大切かと思います。

 

「やばい・・・自分、こんなこともできなくなっていたのか・・・」

と、現状を知ることができたら、しめたもの!

できなくなったなら、できるようにすればいいだけのことです。

教本でも、スクールでも構いませんが、会社での業務が可能なレベルにまで自分を高める努力をし、その努力を面接先に伝えることができれば、その熱意は面接官に絶対伝わります。

なにより、自分自身、

「結婚してから長いこと仕事してないけど、就職できるかな」

と漠然と不安を覚えるのではなく、

「これだけできるようになったから、きっと活かせるはず!」

と前向きになれると思います。

 

2.できることではなく、やりたいことを選ぶ

 

主婦を長くしていて、社会復帰を考える際、ありがちなのが、

「自分はこれまでこれをやってきたからこれができる。

 だからこの仕事を選ぼう」

という考え方。

 

間違いではありません。

できることを極めてそれが天職になることもあります。

けれど、やっぱり仕事って大変。そんな大変な仕事をできるという理由だけで選んでしまうと、ちょっとしたことで気がふさぎ、続けるのが困難になってしまうことも。

 

なので、できるだけ、「チャレンジする」気持ちを忘れないのも大事ではないでしょうか。

 

興味があることの方が面接でもアピールはしやすいですし、就職後も毎日を新鮮に過ごすことができます。

そしてなにより、現状に満足せず、向上することができるようになっていきます。

企業は向上心が大好物なので、それをちゃんと理解し、自分を成長させられる仕事を選ぶことをオススメします!

 

3.体力をつける努力もする

 

人間の体力のピークは、個人差もありますが、20代くらいまでというのが一般的です。

私も、40代になってつくづく思うのは、

「体力、衰えたな~」という悲しい実感。

階段を上るだけで息が切れたり、昔は全力で走ったら加速装置がついてるのか?!と思うくらい速く走れたのに、いまは田舎の駐在さんが乗ってそうな自転車ばりに体がぎしぎししたり・・・。

 

こればっかりはどうしようもない、とも思いはするのです。

けれど、どうしようもない、と諦めたら、体力の衰退はそれこそあっという間に進んでしまいます。

体力がなくなると集中力も持続しなくなり、せっかく仕事につけたとしても良い結果を残せません。

なんだかんだいって、体力ってかなり重要。

 

ですから、常日頃から体力の維持を心がけておく必要があります。

 

ついついエスカレーターやエレベーター、使ってしまいますが、それを今日から階段に変えてみる!

たったこれだけのことでも違ってきますので、ぜひ、やってみてくださいね。

 

4.まとめ

 

体力のピークは20代とお伝えしましたが、集中力のピークは43歳だとか!(By林先生が驚く初耳学!より)

 

だとしたら結婚を経験し、これから社会に復帰しようとするくらいがむしろ、仕事をするにはちょうどよい時期かも。

 

現在、家庭から社会へ出ようとしている皆さん、

あるいは、結婚した後の仕事復帰が不安な皆さん。

 

時代も変わり、女性が社会に出て働くのが当たり前となっていながらも、結婚後の社会復帰にはまだ壁があるのも確か。

 

けれど壁があるからとトライしないのはあまりにもったいないです。

 

旦那さんに、

「ノースキルの君にできることってなに?」

なんて言われたとしても、

「自分はこれがやりたいの!だからやる!」

と言い放ってやれるくらい、イキイキと自分の仕事について語れる人にみんなでなってみませんか?

 

〚ライター:山田 ゆい〛

 

 

 

 

 

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